今回の研修では、以下の場合を想定して考えてみます。
●壁にぶつかった部下への助言
●部下のプレッシャーを解放する
●自信を喪失した部下への対応
■□■1.壁にぶつかった部下へ助け船を出すタイミング■□■
★★★ 『わかりません』が言えない今の若者 ★★★
部下のマネジメントで最も苦労するのは、いかに彼らのプライドを傷つけずにサポートしていくかではないでしょうか。
上司としては、正直、自分でやったほうが早いと感じる場面も多々あります。
しかし、できる限り部下に裁量を持たせ、自ら考えさせて仕事をさせたほうが成長しますし、モチベーションもあがります。
一方で、部下が悩み苦しんでいるときに的確な助け船を出す能力も、上司には求められます。
任せっぱなしでは、経験の少ない若手ほどすぐに壁にぶつ当たり、自身を失ったり、最悪の場合は退職に至ってしまうこともあるからです。
今の若手は、困ったことがあっても、他人に聞くのを苦手とし、素直に「わかりません」「教えてください」と言えない傾向が強いように感じられます。